トギの疑問」カテゴリーアーカイブ

研ぎすぎは よくない?

おはようございます

いつもはさみを愛用していただきまして
誠にありがとうございます。

こちらも結構お聞きする意見で、

「あんまり研ぐと寿命が縮まるから‥」

以下私たち製造側からの意見を言わせていただくと

そんなに心配は別にしなくてもだいじょうぶですよ!

ということです。

むしろ、

・研がなくて、毛の切り口の断面を傷めてしまっている

・切れが落ちているため、手が疲れやすくなっている

ほうが問題です。

「費用対効果」 という言葉を耳にすることがありますが、たとえば当社の9万円のシザーを10年間使っていただいたとして、その10年間で売り上げたカット料金(収入)で算出したら、

10年間の売り上げ(仕事での貢献度)≠9万

で存分に元はとれてる計算だとおもいます。

プロとして道具は常に最良のコンディションを保つという意味でも、そして病気やケガを治すのと同じで、ハサミも健康な状態に戻してあげるという感覚で気兼ねなく研いでください。

またハサミの世界でお逢いしましょう!

研ぐと細くなる!?

おはようございます

いつもはさみを愛用していただきまして
誠にありがとうございます。

「シザーを研ぐと細くなるから研ぎたくない」

という意見をお聞きすることがございます。

実際 どれくらい細くなっているのか?

普通のトギで3~5ミクロンくらいの研磨です。

1000ミクロンで1ミリですので全然問題のないレベルです。

おおいに研いでいただいて結構です。

ただ刃が大きく欠けてしまった場合ですと、そのまわりの部分を一度おとして水平にしてから、てかんじになりますので数ミクロンではすみません。

がご安心を!

はさみの構造を熟知しているメーカーだからこそ、極力現状維持を尊重しつつ、ベストな状態でメンテナンスさせていただきます。

当社の鋏の刃の形状は大半が蛤(はまぐり)刃でハマグリ刃は、丸みを帯びて膨らみがあるので寿命がとても長いです

あとは何と言っても研ぎ師の技量。

一回のトギで刃の先端がとんがってしまった、という人もおありだとおもいます。

長年愛用していただいる方はわかっていただけてると思いますが、当社の砥ぎは鋏に対して非常にやさしい研摩をさせていただいております。
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それではまたハサミの世界でお逢いしましょう。

パートナー(はさみアドバイザー)におまかせ!

おはようございます

いつもはさみを愛用していただきまして
誠にありがとうございます。

セニングだとどういう角度で入れて抜くか、シザーだとウェットとドライカットの比率は?

柳刃は基本的に他のシザーほど研がなくてもよいが、逆に研がなさすぎても毛を傷めてしまうので、その度合いなど、使われている方個人の意見を聞かせていただいたうえでベストな選択を提案させていただいてます。

そのパターンによって刃のつけ方や仕上げ方法も変わってきます。

それから

「そういえば、しばらく研いでなかったから、ここらで一回、研いでおこう」

というのも全然ありでいいと思います。

普通に使用していくにつれて刃も摩耗していくのは当たり前です。

今までのをまとめると

・切られているお客様の毛を傷めない

・自分のことを熟知してくれているはさみアドバイザーとの関係

・ものを大切にする道具へのやさしさと同時に自分自身への手のやさしさ

が3大ポイントです。

私たちショップスタッフも一丸となって
あなたのシザーズをサポートさせていただく所存でございます。

またハサミの世界でお逢いしましょう。